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「 春めく 」

中小企業(金融機関等)の市場運用における基礎の基礎

ラダーファンドが流行ってますが、ヘッジしたら負けるかも・・・

米ドル債のラダーファンドが人気ですが

ヘッジコストが上がって価格が下がったなんて話を耳にします。

そもそも論ですが

何のためにラダーファンドに投資したのかを考えると

① 円金利が低下して円債では収益が稼げなくなった

② 直接ドル債に投資した場合為替差損がPLにヒットする

③ コア業務純益を稼ぐために利息収益が必要

などだと思います。

では、なぜヘッジをするのか

1) 円高になっても安心

2)稟議の決裁が取りやすい

3)ヘッジコストが安い(ちょっと前の話です)

などだったと思います。

 

ところで

本当にヘッジの仕組みが分かっていますか?

フルヘッジしたら米金利も円金利と同じになるって知ってますよね。

なので、ヘッジコストは金利から払われます

ここがポイント!

また、ヘッジの期間を3か月とか1か月にして回しているので

次のヘッジコストは高くなる可能性もあります。

デリバティブで利息は確保できるのかもしれませんが)

ということは、

2)の稟議を通すため以外理由が見つかりません

決裁者さんも叩き上げでないと難しいのかもしれませんが

皆さん「ヘッジ」と「リスク回避」という言葉に弱いようです。

 

機関投資家(最終投資家)にとってヘッジは

損を確定する(損を拡大させない)ものなので

ちょっと乱暴ですが、ヘッジした瞬間に負けが確定します。

通貨スワップはヘッジでなくて運用でないとダメなはずですよね

販売業者の売り文句ではフルヘッジって言ってるようですが

ヘッジが有効なのは最初の3か月だけのような気もします。

リスクを取らないと収益は確保できません

今は何でいくら稼ぐ必要があるかをしっかり認識し

それに伴うリスクはどのように排除するかを考えないと

今のマーケットでは生き残れないような気がします。

円債は今までにない含み益になっていると思います。

でも、金利が上がれば(10年国債が0.5%になったら)無くなってしましますよ

今使わないでどうします?

外債買って、為替リスクは円債で埋めれば良いと思いますが

いかがでしょうか